日本一完璧な女声合唱団、かもしれない…アンジェラ&N児ユースの《手紙》2009-02-25

アンジェラ・アキの《手紙~拝啓 十五の君へ》の“卒業ヴァージョン”というのを聴きました。NHK総合テレビ23:00~の『SONGS』。

アンジェラと、NHK東京児童合唱団ユースシンガーズ(N児といえば、NHKの『全国学校音楽コンクール』の課題曲の模範演奏を毎年務めており、つまりは《手紙》の初演者ということになります)の共演だったのですが、ほんとに素晴らしかった。

N児ユースがすごいという話は以前も書きましたが(コーラスは楽しい、ですか?)、今回はノンヴィブラートの合唱の透明感にさらに磨きがかかって、知らずに声だけ聴いたら英国の聖歌隊かと思うほど。前回の記事(高牧康『「裏声」のエロス』(集英社新書)をフォローする)の続きとして、ノンヴィブラートの裏声による合唱がいかにハモって心地良いか、という話を書こうと思っていて、ずっと放置していたわけですが、今日聴いた演奏は、まさにその見本のような完璧な合唱だったと思います。ママさんコーラスでもなく、ゴスペル調でもない、今までの日本にはないタイプの女声合唱が完成したと言っていいのではないでしょうか。

毎日残業続きで達成感もなく、文字どおり「負けそうで、泣きそうで」、ブログを書く意欲も失せていた私ですが、今日の《手紙》で気持ちが潤いました。実際泣いたし。これからも、心が荒れたときはこの演奏を聴いて涙を流し、気持ちを立て直すことになるのでしょう。

…というような記事が、今日はあちこちで書かれているんでしょうね。《手紙》を聴けた皆様、私たちは幸せ者ですね。聴けなかった皆様は、きっと再放送があると思うので、ぜひ聴いてください。録画もお忘れなく。