あのハンバーグ発祥の地2009-06-01

柳沢小実「リトルプレスの楽しみ」(ピエ・ブックス)でも紹介されている「てくり」。地方発のミニコミ誌としては抜群にセンスのいいエディトリアルデザインが売りです。東京ではABCやジュンク堂などで扱っています。

最新9号の表紙と巻頭記事は、地元民なら誰もが知ってるハンバーグ屋「ベル」。私も高校時代よく通いました。安くたくさん食べたいので、300グラムのふつうのハンバーグばかり食べてた。懐かしい。

「びっくりドンキー」の系列店だってのは知ってたんだけど、グループ1号店で“ドンカー”の聖地だというのは初めて知りました。そんな由緒正しいとこだったのか。

「ベル」と同じ大通りには、今は全国的に有名な「さわや書店」があります。私が通ってたころはふつうの本屋だったけど…。今思うと、浅田彰も吉野朔実も、私を育ててくれた本とはみんなあそこで出会ったんだなー。ありがたいことです。

…さて、私の故郷はどこでしょう?

ただいま絶賛売り切れ中2009-06-10

村上春樹『1Q84』(新潮社)。2巻合わせて100万部突破だそうですが、読んでいるひとを見たことがありません。もちろん私も読んでません。

作中にくりかえし登場するというヤナーチェック(と表記されているらしい)の《シンフォニエッタ》。なんとも意表をつく選曲。ジョージ・セル指揮のCDも売り切れ店続出とか。金管楽器が活躍する曲なので、吹奏楽で演奏されることも多いですよね。今年の定期演奏会にいかがでしょう? 金管のエキストラの手配をお忘れなく。

バッハ好きの私としては、全体の構成が2巻全48章と、《平均律クラヴィーア曲集》と同じというのも気になります。何か意味があるのでしょうか。

さて、クラシックで売り切れ、といえば、辻井伸行くんのCD、とコンサートのチケット。

北上市での公演、500枚も余ってたチケットが、辻井くんが優勝したとたん即完売…ってなにそれ、と思うけど、このコンサートの主役はロシア・ナショナル・フィルだってこと、みんなわかってるのかな? 辻井くんの出番が1曲しかないと文句をつけたり、彼の出番が終わったらさっさと帰っちゃったりするにわかファンが多いんじゃないかと心配です。かつて一世を風靡した「のだめ軍団」の再来なんてことにならないといいけど。辻井くんが演奏する曲が、『のだめ』で一躍人気になったラフマの2番ってのも奇遇だなー。

テレビでしか彼の演奏を聴いていませんが、若さゆえの勢いもありつつ、音色作りにはかなりこだわっているな、という印象を受けました。大きな可能性をもったピアニストだと思います。これから殺人的なスケジュールが待ちかまえていると思いますが、つぶされないことを祈るばかりです。

「臨場」第7話「ユズリハの家」2009-06-15

平日のドラマはハードディスクにたまる一方で、「臨場」もまだ2~3話しか観ていない。「ユズリハの家」は、たまたまやっていた再放送で観た。

このドラマ、手の込んだトリックがない分、話をもたせるためにミスディレクションを多用している。で、今回の最大のミスディレクションは、ロジンバッグでもロジンアートでもなく、冒頭にいきなり《タイスの瞑想曲》が出てきて、「えっ、『ゴンゾウ』?」と混乱させるところだと思う。

といっても、ヴァイオリンの心得のある人なら松脂が検出された時点でわかっちゃうし、そもそも「ゴンゾウ」を観てない人にはまったく効き目がないのでありました。