LFJ1日目、とりあえずモーション・トリオのことだけ2010-05-02

モーション・トリオ。5月2日22:00、東京国際フォーラム・ホールC。

ショパンの曲目がずらっと並び、間にちょこっと自作曲、というプログラムのはずが、実際にはほとんどが自作で、ショパンを譜面どおり演奏したのは1、2曲だった。やりやがったな(いい意味で)。有名な遺作の嬰ハ短調ノクターンは、わかるひとにはわかる驚きのアレンジが加わっています。4日の公演でも演奏されるかもしれないので、ネタバレは控えます。

マイケル・ナイマンとの共演アルバムに1曲だけ収録されている自作《サイレンス》も演奏された。このタイトルは、単に弱音が主体の曲ということではなく、アコーディオンの弱音に耳をすますことによって聴衆の側にもたらされる「静寂」という意味なのだということが、生で聴いてよくわかった。「本当に聴いてもらいたいことは小声で話せ」と誰かが言っていたのを思い出す。もちろん、聴衆が黙ってくれるのは、傾聴に値する内容があればこそ。

PAのたぐいは、やはりまったく使っていなかった。打楽器のかわりに、蛇腹を少し開き、カホンのようにあちこち叩くという技も披露していた。いまの小学校にはアコーディオンってあるんだろうか。音楽の授業でやったらかっこいいぞ。先生には怒られるだろうけど。

それにしても、こんなラフなコンサートだとわかっていたら(予想できなかった私がバカでした)、ツレも誘えばよかったなあ。ひとりだけ楽しんじゃってごめんよ。