『チェイス〜国税査察官〜』第4回「復讐」2010-05-08

傑作『外事警察』から半年も経っていないのに、NHK土曜ドラマってすごいね。大がかりな設定や海外ロケばかりに目がいきがちだけど、話の作りこみかたがものすごく緻密で、毎回「そうつながるか!」とうならされてしまう。『東京ラブストーリー』の坂元裕二脚本ってどうなの、とナメてかかってた自分を猛反省しております。

主演はいちおう江口洋介だけど、えぐっさんよりARATAの存在感が強烈。これも傑作だった『リミット 刑事の現場2』の犯人役を上回る怪演。『ハゲタカ』的なハードなシーンとベタなメロドラマ的シーンとで見せる、演技の幅がすばらしい。

硬軟両極端、ということでは、音楽に菊地成孔を起用したのも大正解だと思う。エンディングの、夏木マリがオカマになったようなヴォーカル(歌を披露したのは初めて?)の病んだ感じも素敵。

今日の第4話では、いつにも増して重いシーンが続く中、斎藤工演じる若社長を紹介する雑誌記事のタイトルが「オトコマエ社長」…こういう地味な小ネタもNHKらしくて好きだな。