今年の「ラ・フォル・ジュルネ」に期待すること2010-02-21

今年の「ラ・フォル・ジュルネ」、メインはショパン。単調なプログラムにならないように、主催者もいろいろ考えていると思います。私も、こんなプログラムなら行ってもいいかも、という企画を考えてみました。

  1. 辻井伸行か小林愛実が出る。
    辻井くんに群がるおばさま方もすごそうだけど、YouTube400万ビューをもたらした少女ピアニストのファンにも、独特の香りを放つ一団がいそうです。もし私の想像が間違ってないなら、開演前の禁止事項のアナウンスには「録音」や「撮影」のほかに「ライヴストリーミング」や「ツイート」も入れたほうがいいと思う。もちろんiPhoneは持ち込み禁止で。
  2. スタインウェイ以外のピアノが聴ける。
    プレイエルやエラールなどのヒストリカル楽器は、もう珍しいものではないし、当然登場すると思う。なにしろ小林愛実も弾いたくらいだから(ワルシャワの音楽祭に招かれてプレイエルでブリュッヘンと共演。こんな14歳が日本にいるとは驚き)。あとは、ショパンコンクールにも導入されるファツィオリを生で聴きたい。
  3. ショパンにちなんだ後世の作品が聴ける。
    ぜひとも生で聴いて(観て)みたいのは、ゴドフスキが編曲した練習曲。ただでさえ難しいエチュードをさらに難しくアレンジした、いわゆる「体育会系バカテク」の最高峰。全曲とはいわないので、誰か挑戦してくれないかな。
    ほかには、映画『櫻の園』(古い方)で全編にわたって使用された、モンポウの《ショパンの主題による変奏曲》。CMでおなじみの前奏曲第7番(胃腸薬だからイ長調が選ばれた、というのは本当ですか?)が、ショパンっぽいスタイルとモンポウらしい響きが絶妙にブレンドされて変奏される。途中で別の作品の超有名な旋律が引用されるのも印象的。ありがとう、いい曲です。

森ガールにカラオケで歌ってほしい曲2009-07-14

ひさしぶりに谷山浩子の『カントリーガール』を聴いて、やっぱり名曲だと再確認すると同時に、「森ガールっぽい女子がこの曲を歌ったらぐっとくるのでは?」と思ったんですね。

というわけで、森ガールとカラオケに行ったらぜひ歌ってもらいたい曲を考えてみました。森ガールはカラオケなんか行かないんじゃない、とか言わないの~。

  1. 谷山浩子『カントリーガール』など
    『お早ようございますの帽子屋さん』『ねこの森には帰れない』『うさぎ』『まっくら森のうた』『風になれ~みどりのために~』などなど、森っぽい曲の宝庫ですね。『河のほとりに』の間奏の語りも萌え~。
  2. 手嶌葵『テルーの唄』
    これも作曲は谷山さん。歌詞にはケチがついたけど、名曲だと思います。
  3. 本名陽子『カントリーロード』
    なんといってもアレンジがすばらしい。major 7th、9th、11thといった、カントリーでは絶対に使われない複雑な和声が、夢見るようなヴォーカルにさらに拡がりをあたえています。宮崎アニメなら『風の谷のナウシカ』『炎のたからもの』も。
  4. 斉藤由貴『卒業』など
    谷山さんから『土曜日のタマネギ』『MAY』などの名曲をもらっている斉藤由貴さん。『白い炎』『悲しみよこんにちは』などヲタウケする曲もあり。
  5. 原田知世『時をかける少女』
    知世ちゃん(と今でも呼んでしまう人は多いはずだ)は、森ガールの大先輩なのではないかと思うのですがどうでしょう。裏声を駆使してかわいらしく歌ってくださいね。
  6. 大貫妙子『色彩都市』
    知世ちゃんもカヴァーしている名曲。大貫さんなら『ピーターラビットとわたし』もはずせません。大貫さんが知世ちゃんに書いた『地下鉄のザジ』も。
  7. エルザ『哀しみのアダージョ (T'en va pas) 』
    大貫さんが日本語詞を書いて知世ちゃんが歌った『彼と彼女のソネット』でもいいんですが、森ガールにはぜひがんばってフランス語で歌ってもらいたい(知世ちゃんもアルバム『カコ』で歌っています)。ロリロリでメロメロ。
  8. 中谷美紀『クロニック・ラヴ』
    教授の曲も入れておきたい。もとは岡田有希子に書いた曲、というのがまたぐっときます。『STRANGE PARADISE』『砂の果実』なども。

10曲にならなかったけどまあいいでしょう。っていうか、20代の森ガールには古すぎる曲ばかりですね。すみません。

「臨場」第7話「ユズリハの家」2009-06-15

平日のドラマはハードディスクにたまる一方で、「臨場」もまだ2~3話しか観ていない。「ユズリハの家」は、たまたまやっていた再放送で観た。

このドラマ、手の込んだトリックがない分、話をもたせるためにミスディレクションを多用している。で、今回の最大のミスディレクションは、ロジンバッグでもロジンアートでもなく、冒頭にいきなり《タイスの瞑想曲》が出てきて、「えっ、『ゴンゾウ』?」と混乱させるところだと思う。

といっても、ヴァイオリンの心得のある人なら松脂が検出された時点でわかっちゃうし、そもそも「ゴンゾウ」を観てない人にはまったく効き目がないのでありました。

ただいま絶賛売り切れ中2009-06-10

村上春樹『1Q84』(新潮社)。2巻合わせて100万部突破だそうですが、読んでいるひとを見たことがありません。もちろん私も読んでません。

作中にくりかえし登場するというヤナーチェック(と表記されているらしい)の《シンフォニエッタ》。なんとも意表をつく選曲。ジョージ・セル指揮のCDも売り切れ店続出とか。金管楽器が活躍する曲なので、吹奏楽で演奏されることも多いですよね。今年の定期演奏会にいかがでしょう? 金管のエキストラの手配をお忘れなく。

バッハ好きの私としては、全体の構成が2巻全48章と、《平均律クラヴィーア曲集》と同じというのも気になります。何か意味があるのでしょうか。

さて、クラシックで売り切れ、といえば、辻井伸行くんのCD、とコンサートのチケット。

北上市での公演、500枚も余ってたチケットが、辻井くんが優勝したとたん即完売…ってなにそれ、と思うけど、このコンサートの主役はロシア・ナショナル・フィルだってこと、みんなわかってるのかな? 辻井くんの出番が1曲しかないと文句をつけたり、彼の出番が終わったらさっさと帰っちゃったりするにわかファンが多いんじゃないかと心配です。かつて一世を風靡した「のだめ軍団」の再来なんてことにならないといいけど。辻井くんが演奏する曲が、『のだめ』で一躍人気になったラフマの2番ってのも奇遇だなー。

テレビでしか彼の演奏を聴いていませんが、若さゆえの勢いもありつつ、音色作りにはかなりこだわっているな、という印象を受けました。大きな可能性をもったピアニストだと思います。これから殺人的なスケジュールが待ちかまえていると思いますが、つぶされないことを祈るばかりです。

あのハンバーグ発祥の地2009-06-01

柳沢小実「リトルプレスの楽しみ」(ピエ・ブックス)でも紹介されている「てくり」。地方発のミニコミ誌としては抜群にセンスのいいエディトリアルデザインが売りです。東京ではABCやジュンク堂などで扱っています。

最新9号の表紙と巻頭記事は、地元民なら誰もが知ってるハンバーグ屋「ベル」。私も高校時代よく通いました。安くたくさん食べたいので、300グラムのふつうのハンバーグばかり食べてた。懐かしい。

「びっくりドンキー」の系列店だってのは知ってたんだけど、グループ1号店で“ドンカー”の聖地だというのは初めて知りました。そんな由緒正しいとこだったのか。

「ベル」と同じ大通りには、今は全国的に有名な「さわや書店」があります。私が通ってたころはふつうの本屋だったけど…。今思うと、浅田彰も吉野朔実も、私を育ててくれた本とはみんなあそこで出会ったんだなー。ありがたいことです。

…さて、私の故郷はどこでしょう?